いままで「免許だけは取らない」と頑なに周りに言ってきたのに、何を血迷ったのか、
と「そうだ京都に行こう」的な、急な心変わりにより、近くの教習所に通うことになった34歳主婦。
まあまあのコミュ障、緊張しい、すぐ腹痛起こす、そんなどんくさい私が教習所を卒業するまでの経緯を書きます。
これから教習所に行くパリピじゃない系の人や教習所に行きたくないと思っている人へ「こんなやつもいるんだ」と安心材料になってくれればいいな!
目次
教習所は気軽に行くことを決めるもんじゃない

34歳にもなって他人から怒られることなんてほとんどないので、かなり精神をえぐられます。
毎回緊張でお腹が痛くなるし、お金高いし、通い始めてから後悔の嵐。
ああ、あと喉に違和感を感じた時期があって、タピオカがずっとへばりついている感覚がありました。
しかし、私には目標がありました。
- 田舎に引っ越してしまったので、今後必ず役に立つ
- 娘と休日にお出かけが出来る(旦那が土日休みではないため、車はある)
- 車で自分の行きたい場所に行ける
心の持ちかた
私は仮免に落ちたとき、
と思っていました。
お金はもったいないけど、運転下手くそなんだからやめた方が世の中のため。
教習期間は9ヶ月もあるので、嫌になったら一旦休んで、休憩するのもいいと思います。
2回仮免で落ちて、3回目で取れた後は少し休みました。
ただ、休みすぎてギリギリで苦労している人を見かけたので、気をつけましょう。
入所したらいきなり運転するよ
学科と実技を受けていくのですが、しょっぱなから実技で運転をすることになりました。
最初はボロクソ言われて半泣きになったり、いきなりため息をつかれてドキドキしながら運転しました。
と、かなりへこみました。教官、ため息とかまじでやめれ!
仮免2回落ちると地獄
1回目はS字で脱輪、2回目もクランクで脱輪。
脱輪すると、そこで試験が中止になって泣く泣く、惨めな気持ちで帰ることになります。
練習ではわりとうまくいっていたS字とクランクで縁石に乗り上げてしまいました。
すべては緊張で感覚がずれてきているんですね。
ただ、だんだん試験の流れがわかってきたので3回目でなんとかクリア!
バラエティに富んだ教官たち
※このおばさんは関係ありません
7人くらいのおじさんたちがランダムで教えてくれました。うちの教習所は教官を選ぶことはできませんでした。
人間どうしても、相性が合わない人っていますよね。
・サンドイッチマン富澤さん似
若い子には人気のどS教官。私はとても苦手。
(サンドイッチマンは大好きです!例えがごめんなさい)
・サンドイッチマン伊達さん似
初回でいきなり、ため息をつかれた。見た目が怖いし口調も怖い
(伊達さんも大好きです!例えがごめんなさい)
・足をダッシュボードに乗っけるおじいちゃん
やる気がない。助手席のダッシュボードに足をのっける。ものすごく嫌
・不吉デリカシーない男
「もし事故起こしたら、またここ来るの?」「自動運転車、買えばいいよ」
・説明がまどろっこしい男
これはなんちゃらかんちゃらで~でなんちゃらかんちゃらで~で…エンドレス!運転中に細かい説明を聞く余裕なかった
・セクハラ疑ってごめんおじいちゃん
ハンドル持ってるときに2回手を握られて、もしや?と思っていたら、高速教習の2人きりのときはなにもなかった。ごめん。私が下手くそすぎただけ。
・話が楽しいおじさん
色んな話をしてくれるし、注意の仕方も紳士的でした。ちなみにサンドイッチマン富澤似は暗にこのおじさんの文句をいつも言ってきたので、仲が悪いと思われる。
こうして、書くとなんか楽しくなってきた。どうやって担当が決まるのか謎ですが、話が楽しいおじさんが一番回数が多かったのは助かった。
若い子に囲まれて少し寂しいけど個人の問題
寂しいけど、けっこう30代、40代の人もいます。
みんなひとりで来ているので、待ち時間は勉強したりして過ごしました。
一番どきどきしたのは、応急救護の時間で3時間続けてみんなで受けます。怪我人の役と救護する役を一緒にやらないといけなかったり、人形を使って人工呼吸とか地味に緊張しました。
AEDの使い方を学べたのは良かった!今まで全然わからなかったので、こういうのは勉強はいいと思う。
適性検査は実生活でも使えそう
入所した日に適性検査テストを行うのですが、後日結果が渡されます。
一部、抜粋
あまり社交的とはいえません。デリケートな性格ですが、人の気持ちをうまく察することが不得手のようです。健康には大変恵まれています。運転をする上で健康上は心配することは何もありません。感情の起伏がはげしい性質です。
と、思いつつも当たってるんだよな。なんか性格占いを受けたみたい。
褒めるとこなくて、無理に褒められた感じがする。
いちお、安全運転タイプでした。
テスト前は必ず勉強する

追加料金を取られます。何も考えずに仮免前テストで2回落ちました。これが悔しくて、この後問題集をひたすら問いたら仮免学科テストは一発で受かりました。
第二段階後半でようやく楽しくなってきた
路上運転が開始される第二段階では、めちゃくちゃ緊張しすぎて、訳がわからず、ミラーを見る余裕もありませんでした。
後半からやっと周りが見えるようになってきて、運転が楽しくなってきました。
ただ怖い教官からは「まだこんな運転してるの?」や「下手くそだな~」などなどさんざん言われて、半泣きでした。
なんだかこの教官にすごく敵対視された気がしたのです。たぶん、話が楽しいおじさんの講習が多かった人には、きつい指導をしているのかもしれない。めっちゃ文句言ってたからね…。
卒業検定は緊張しまくりミス
絶対落ちたかと思った卒業検定では、サイドブレーキを戻さずそのまま発進してしまったり、方向転換で縁石に乗り上げてしまいました。
もう絶望ですよね、受かる気がしない。
ですが、電光掲示板に自分の番号が光った瞬間は「嘘だろ…」と思いました。
この日は大雨で歩行者も少なく、スピードを出さなくてもよかったので、逆にびびりまくりの私には良かったのかもしれません。
仮免が一番苦労しました
仮免前テスト | 3回目合格 |
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仮免(実技) | 3回目合格 |
仮免学科試験 | 1回目合格 |
卒検前テスト | 2回目合格 |
卒業検定(実技) | 1回目合格 |
補習 | 3回 |
追加で46,780円かかりました。
1回で合格しないとそれぞれ追加料金が発生します。教習所によりますが、追加料金なしプランとかもあるので確認してくださいね!
ただ、うちの教習所は追加料金なしプランは9万円かかるので、入らなくてよかったという結果にはなりました。
これから旦那と練習しまくります
まだ免許を取得したわけではなく、最後の免許センターの試験は残っています。教習所で習うことはもう完了というところです。
なんとか、実技をクリアできました。
ペーパードライバーになるような予感もしていますが、免許を取得したら旦那に横に乗ってもらって、安全運転でしっかり練習していきます!