こんにちは、のちです。
出産が怖すぎて妊娠中にたくさんの出産体験のブログを読みました。生の声である体験談はとても参考になりました。
おかげでかなり冷静に出産時は対応できました。なので私も誰かの役に立てればいいなと思うので出産のときの状況を書きます。
目次
巨大子宮筋腫持ちなので帝王切開の予定でした。
本当は家から近くてご飯の美味しい個人病院で出産しようと途中まで通っておりました。が、妊娠5ヶ月目にかなりの腹痛で総合病院に転院になってしまいました。
これは子宮筋腫のせいで12cm以上にも育ってしまったので変性痛というものでした。子宮筋腫持ちだと妊娠出来ない?妊娠中の痛みと赤ちゃんへの影響についてでも書いています。
個人病院の美味しいご飯食べたかったっ!通院中に受付まで匂ってくる美味しいかほり…。
予定帝王切開の準備
子宮筋腫が大きいので出産時に出血が多いことが予想されるため自己血といって自分の血液を大量に保管しておく必要がありました。このとき先生は2回も採血に失敗しましたー
確かに血管が薄くてよく失敗されますよ…でも上手な人は一発で決めてくれます。大量に採血するときって注射針大きいんです。両腕に青アザが出来ました。
あと、貧血の薬もずっと飲んでいました。これ体質が合わない人は副作用が酷いらしいです。私は大丈夫でした。
予定帝王切開の場合はあまり運動をしないでくださいと言われました。いきなり陣痛がきてしまうと病院も対応に困ってしまうからです。なので臨月あたりは家でごろごろしていました。
予定帝王切開の前日
前日に病院入りして手術の説明を聞きました。この時のいかにも手術室な部屋での説明がとても怖かったです。ほんと帝王切開が楽な出産方法なんて誰がほざいているんでしょうか、お腹切るんですよ?めちゃくちゃ怖い!
全身麻酔の説明が終わり担当の先生にお腹を見てもらったときに「あれ?これ下から産めちゃう!」と一言。
出産間近になって子宮筋腫が産道からずれて赤ちゃんの頭が下がってくれたとのことでした。先生も準備万端だったので「帝王切開でも自然分娩でもどっちでもいいよ~」と言ったのでそそくさと家に帰りました。
自然分娩に変更になったのでひたすら運動
今度は陣痛を促進させるために動いてくださいと言われたので2キロ家の周りをウォーキングしました。おしるしらしき綺麗なピンクの血とおりものが出たりして、1週間後とうとう陣痛の気配が!
いよいよ痛みがきた!
朝起きたら不定期の痛みが10分前後のばらつきがあり病院に電話。自宅で様子をみてくださいとのことなのでそれからもずっと痛みがあるので横になる。
15時
気をまぎらわすためとしばらく入れないだろうからお風呂に浸かる。この判断は正解でした。そして便もしっかり出ました。荷物も事前にまとめておいたものを再度チェック。旦那にも連絡して今日は早めに帰るとのこと。
16時
10分置きに規則性のある痛みがきたので病院に電話。すぐ来てくださいとのことで事前に登録していた陣痛タクシーで向かう。
いつもは車で30分の道が夕方の渋滞でなかなか着かない。このときの痛みの波がつらかった。
18時半
助産師による診察。病院についたとたんに漏らした感じがあり内診してもらうと破水とのこと。すぐLD室へ。服を着替えてベットで備える。
19時半
旦那到着。まだ余裕があり陣痛の痛みに耐える。旦那はうちわとテニスボールを持って待機。
20時
兄夫婦到着。みんなでワイワイ話しつつ陣痛に耐える。ごはんとお菓子をたくさん持ってきてくれてそれを少し食べる。
21時
陣痛の間隔が狭くなり痛みも強くなる。旦那は立ち会いOKなのでその場に残り兄夫婦は外で待機。いきむ許可が出たので痛みがきたらおもいっきりいきむ。まだコツがつかめなくて助産師に指導されながらいきむ。
この時点で子宮口3㎝。担当の先生には「筋腫があるから難産になるかもね」と言われてへこむ。そんなこと今言わないでくれよ~
たぶんこの時先生は帝王切開の準備をしていたのだと思う。そして先生消える。ずっと助産師と旦那の3人で私はひたすらいきんでいました。
22時
そろそろ出てくるのかな?と思ったら筋腫が邪魔でなかなか出てこられない様子。体制を横にしていきむ。何度も何度もいきむので凄く疲れる。
助産師も時間がかかると思ったのか途中からいなくなり旦那とふたりきりになりふんばる。
旦那にうちわであおいでもらったりテニスボールあててもらったり腰をさすってもらえたのは痛みが和らいでとても助かった!いきみ方もだんだんわかってきた頃。
23時半
そろそろ産まれそう!担当の先生が来て内診グリグリしにきたり(これがまた痛い)助産師といよいよ日付変わる前に産まれるかどうだろうね~なんて話をする。
途中で尿管をさされたけど何も感じなかった。この日担当してくれた助産師は点滴も上手だし優しい人だった。
やっと出産!0時半
おもいっきりいきむいきむ!!どぅるんと暖かい塊が出てきたのが気持ち良かった。すぐさま処置してもらい産声も聞こえたのでほっとする。絶対泣くと思ってたのに涙が出なかった。早く顔が見たいなーって気持ちとやっと終わったっていう安堵が勝った。
いつのまにか切られていた会陰切開したところを縫ってもらってるとき(このとき痛かった)に最初から最後まで冷静でしたねと先生に言われる。
足が産まれたての子鹿のようにプルプルしてて震えがとまらないのがおかしかった。
赤ちゃんを綺麗にしてもらったら横に置いてもらう。とてつもなく可愛い!
とりあえずひと安心
このあと兄夫婦と話したりして3時間くらい安静にしなきゃいけないのでそのままの体制で旦那と話しつつ安静状態が終わったらおにぎりと果物にパクつく。ひと仕事終えたご飯はとても美味かった。そして自分の部屋に連れていかれ就寝。
いきみ方は目を開いて息を止めて便を出す感覚でふんばると上手くいきました。何回もいきむのはつらかったけど終わったときの開放感は格別でした。
旦那がずっと手を握ってくれてうちわであおいでくれていたのが本当に助かりました。
助産師1名、担当産婦人科医1名のふたりで取り上げてもらいました。(ほぼ助産師だけだったけど。)研修生の見学は恥ずかしかったので断りました。
産後も良好で赤ちゃんも元気で産まれてくれました。本当に無事に出産が終わって良かったです。8時間半かかりましたが初産にしては早めでしょうか。しかし家で苦しんでいた時間もあるのでなんともいえませんが。
出産準備に
色んな人の出産体験を読んでいたことによって想定される状況の把握はなんとなく出来ました。ですが出産は何が起きるかわかりません。
出来るだけ冷静になれるように準備をしておくのはおすすめです。陣痛タクシーとか事前に登録しないと来てくれなかったりします。